2007年9月23日

昨日から今日にかけて、ミュンヘンは素晴らしい秋晴れ。アルプス山脈からのフェーン現象で、雲は一つもありません。英語のいわゆるインディアン・サマー、ドイツ語で言うAltweibersommerです。気温も24度まで上がりました。8月の天気が思わしくなかったので、ミュンヘンっ子たちは大喜び。

この好天にあわせたように、昨日ミュンヘンでは世界最大のビール祭、オクトーバーフェストが開幕しました。ふだんは135万人のミュンヘンですが、この期間には世界中から600万人がビール祭に訪れます。

昨日正午に行われた開会式で、ミュンヘン市長が最初のビール樽を木槌で叩いて開けると、観光客がどっとビール会社の設けた巨大なテントに流れ込み、60万人分のテーブルは全て満員になってしまいました。

このお祭では、1万人が座れるテントがいくつかありますが、テントが満員になると、危険を防ぐためにガードマンが入り口を閉鎖し、テントへの入場が禁止になります。

ミュンヘンの若い人の間では、民族衣装でビール祭に行くのが大流行で、昨日も朝7時ごろから伝統的な衣装を着た人々がたくさん町を歩いていました。

ビール祭の16日間には、民族衣装で会社に行き、仕事の後直接会場へ向かって、ビールを飲むことが許されています。